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【株式投資】ROAって何?企業の実力を知るための指標について解説!

こんにちは。

 

今回も株式投資をおこなうにあたり重要とされる指標について説明させていただきます。

これから株式投資をおこなう方にとっては非常に重要であり、またすでに株式投資をおこなっているかたにとっても復習の意味があると考えます。

 

ROAとは、Return On Assets(総資産利益率)の略称で、企業の総資産に対する利益を示す指標です。ROAは、企業の収益性を把握するための重要な指標であり、投資家にとっても非常に重要な情報の一つです。本記事では、ROAの意味や計算方法、高いROAを持つ企業の特徴、低いROAを持つ企業のリスク、ROAROEの違いなどについて解説します。

 

ROAの理解にはROEを知ることが重要です。

ROEについて解説した記事はコチラから↓

degital-cashless.hatenablog.com

 

 

ROAの意味と使い方】

ROAとは、企業が持つ総資産に対して、どの程度の利益を上げているかを表す指標です。ROAが高いほど、同じ資産を持つ企業の中では、より多くの利益を生み出していることになります。ROAは、投資家が企業の収益性を把握するための重要な指標であり、企業の業績評価や投資判断に役立てられます。

 

ROAの計算式は、企業の純利益を総資産で割ることで求めることができます。以下がROAの計算式です。

 

ROA = 純利益 ÷ 総資産

 

ROAの計算方法】

ROAを計算するためには、企業の財務諸表を確認する必要があります。財務諸表には、損益計算書貸借対照表キャッシュフロー計算書があり、ROAを計算するためには、損益計算書から純利益、貸借対照表から総資産を取得します。

 

例えば、ある企業の損益計算書から純利益が10億円、貸借対照表から総資産が50億円だった場合、ROAは次のように計算されます。

 

ROA = 10億円 ÷ 50億円 = 0.2

 

この場合、ROAは0.2となります。つまり、この企業は、総資産の20%に相当する利益を上げていることになります。

 

【高いROAを持つ企業の特徴】

①良好な収益性
ROAは、企業の利益と総資産の比率を示す指標です。高いROAを持つ企業は、効率的に資産を活用して利益を上げていることを示しています。つまり、高い収益性を持っていることがROAの高さにつながっています。

 

②低い負債比率
ROAは、企業の総資産に対する利益率を示す指標ですが、負債も総資産の一部です。負債が多い企業は、ROAが低くなります。そのため、高いROAを持つ企業は、一般的に低い負債比率を持っています。

 

③資産の有効活用
高いROAを持つ企業は、総資産を有効に活用していることが特徴的です。具体的には、資産の回転率が高く、短期間で売り上げを上げることができます。また、不良在庫や債権などの不良資産を抱えていないため、資産の品質も高くなります。

 

④技術力の高さ
現代のビジネスは、新しい技術やアイデアを取り入れることが求められます。高いROAを持つ企業は、常に最新の技術を取り入れることができ、競争力を維持できるため、技術力が高いことが特徴的です。

 

⑤経営陣の質の高さ
企業の経営陣は、企業の成長や利益を左右する重要な要素です。高いROAを持つ企業は、経営陣の質が高く、経営戦略を的確に立てることができます。経営陣が優秀であることは、企業の成長にとって不可欠です。

 

【低いROAを持つ企業の特徴】

①資産の効率性が低い:低いROAを持つ企業は、資産を効率的に活用していない可能性があります。つまり、企業が持つ資産を活用して収益を上げる能力が低いことが原因となっています。

 

②負債比率が高い:低いROAを持つ企業は、負債比率が高い傾向があります。負債比率が高い場合、企業は多くの借金を背負っているため、利益を返済に充てる必要があります。そのため、収益が低くなる可能性があります。

 

③収益性が低い:低いROAを持つ企業は、収益性が低い可能性があります。収益性が低いということは、企業が持つ資産を活用して利益を上げる能力が低いということです。そのため、資産をより効率的に活用することが求められます。

 

④競争力が低い:低いROAを持つ企業は、競争力が低い可能性があります。競争力が低いということは、企業が市場での地位を維持することが難しいということです。競争力が低くなると、企業が持つ資産を効率的に活用できなくなるため、ROAが低くなる可能性があります。

 

⑤業種による影響:低いROAを持つ企業は、業種によっては一定の妥当性を持つ場合があります。たとえば、製造業などの場合、大量生産によるコスト削減が重要であるため、ROAが低くなる可能性があります。一方、サービス業などの場合、ROAが高い傾向があります。

 

ROAROEの違い】

ROAは、企業が持つ総資産から得られる利益率を示す指標であり、以下の式で計算されます。

ROA = (純利益 ÷ 総資産)× 100

ここで、「純利益」とは、企業が税金や負債などを除いた利益を指します。

一方、ROEは、株主資本から得られる利益率を示す指標であり、以下の式で計算されます。

ROE = (純利益 ÷ 株主資本)× 100

 

ここで、「株主資本」とは、企業の株主によって出資された資本を指します。

つまり、ROAは企業の総資産に対する利益率を示し、ROEは株主資本に対する利益率を示します。ROAが高いということは、企業が総資産からより多くの利益を得ていることを示し、ROEが高いということは、企業が株主資本からより多くの利益を得ていることを示します。

 

ROAROEは、企業の収益性を評価する指標の一つであり、両方とも高い数字であることが好ましいです。ただし、ROEが高くても、その背景に負債が多いと、実際には株主に還元できる利益が少なくなってしまう可能性があるため、ROAROEを併せて評価することが重要です。また、ROAROEが高いからといって、必ずしも企業が良い投資先であるとは限らず、企業の業績や財務状況、業界動向、経営陣の能力など、様々な要素を総合的に判断する必要があります。

 

 

【まとめ】

ROAは企業の財務状態を評価するために非常に役立つ指標であると考えています。特に、ROAが長期的に高い企業は、市場競争において優位に立つことができる可能性が高く、将来的な成長性に期待できる企業であると考えることができます。

 

しかし、ROAだけを見て企業の評価を行うことはできません。ROAは、企業の業種や規模によって異なるため、比較対象とする企業を同じ業種や規模のものに限定することが重要です。また、ROAは企業の経営方針や投資戦略によっても大きく変わるため、ROAだけを見て投資判断を下すことは危険です。ROAを含めた複数の財務指標を総合的に判断し、企業の経営状況を評価することが必要です。

 

さらに、ROAは企業の社会的責任についての情報を提供していないため、企業の社会的影響力や環境負荷、人権問題などについてはROAだけでは判断できません。企業の社会的責任についても考慮し、総合的な観点から企業を評価することが大切です。

 

ROAは企業の財務状態を理解する上で非常に重要な指標であると同時に、限界もあるということを私は考えています。ROAを含めた複数の観点から企業を総合的に評価し、より良い投資判断を行うことが重要です。

 

※当ブログは特定の銘柄や投資手法を推奨するものではありません。

投資は各自の判断によりおこなってください。

(当ブログは一部AIによる記事生成を利用しています)